銀行のATMに行列を作っている人を見るたび、思うことがある。
「彼らの時給は、一体いくらなんだろう?」
と。
自分のお金を引き出すために、並んで、時間を使い、挙句の果てに手数料という名の「罰金」を払う。
ハッキリ言って、ナンセンスだ。
私はここ数年、銀行の窓口はおろか、ATMにすら行っていない。
財布に現金を入れるのは年に数回。
なぜなら、「ネット銀行」ですべて完結させているから。
今回は、思考停止でメガバンクを使い続けるリスクと、私が構築している「お金が勝手に貯まる自動化システム」について話す。
メガバンクは「情弱」への課税である
親が作ったから。
会社指定だから。
そんな理由で、なんとなく大手銀行(ゆうちょ、みずほ、UFJなど)を使い続けていないだろうか。
ミニマリスト視点で見ると、実店舗型の銀行はデメリットしかない。
理由はシンプル。
「維持コスト」がかかりすぎているからだ。
立派な店舗、大量の行員。
そのコストを負担しているのは誰か?
紛れもなく、利用者である私たちだ。
- 金利:0.001%(100万預けても利息は10円。うまい棒すら買えない)
- 手数料:激高(時間外に引き出せば数百円が消える)
- アプリ:使いにくい(動作が重く、UIが複雑)
これからの時代、銀行に求められる機能は「金庫」ではない。
お金を効率よく回すための「ハブ(中継地点)」だ。
スマホ一つで完結し、金利が高く、余計なコストがかからない「ネット銀行」一択。
これ以外の選択肢は、正直ありえない。
選ぶべきは「楽天」か「SBI」。この2択でいい
ネット銀行も無数にあるが、あれこれ比較して悩む時間が無駄だ。
結論から言う。
あなたの生活圏(経済圏)に合わせて、以下のどちらかを作れば終了。
1. 楽天銀行(楽天経済圏の人)
私がメインで使っているのがこれ。
楽天証券と連携(マネーブリッジ)させるだけで、普通預金金利が「0.1%」に跳ね上がる。
大手銀行の100倍だ。
- 給与受取で振込手数料が無料になる。
- 楽天市場のポイント倍率が上がる。
- 貯まったポイントで振込手数料が払える。
「楽天カードの引き落とし」と「投資信託の積立」。 ここにお金を集約させるだけでいい。

2. 住信SBIネット銀行(SBI経済圏の人)
三井住友カードやSBI証券派なら、こちらが最強。
特に「定額自動入金」の機能が神がかっている。
- 目的別口座: アプリ内で「旅行用」「税金用」など、仮想の封筒分けができる。 「使ってはいけないお金」を隔離するのに最適。
- スマート認証NEO: アプリ登録だけで、ATM・振込手数料が月5回まで無料。

感情を排した「全自動マネーマシン」の作り方
銀行口座を作ったら、次は「流れ」を作る。
お金が貯まらない人は、いちいちATMでお金を下ろし、封筒に分け、残ったお金で貯金しようとする。
だから失敗する。
私の管理方法はこれだ。全て「全自動」で行われる。
- 給料が入る(楽天銀行に着金) ↓
- 先取り貯金(生活防衛資金として自動で隔離) ↓
- カード引き落とし(楽天カード利用分) ↓
- 新NISAの積立(カード決済で勝手に買付) ↓
- 残ったお金(好きに使う)
私がやることは、「給料が入ったことをスマホで確認してニヤニヤする」だけ。
ATMに行くことも、振込作業をすることも、通帳記帳をすることもない。
感情や意志力を挟む余地をなくすこと。
システムが淡々と「貯金」と「投資」を実行してくれる環境を作ること。
これが、資産形成の正解だ。
「現金が必要になったら?」への回答
「でも、急に現金が必要になったら困るのでは?」 という声が聞こえてきそうだが、全く問題ない。
ネット銀行のキャッシュカード(またはアプリ)を使えば、全国のコンビニATMで24時間引き出せる。
しかも「月〇回まで手数料無料」の特典がついている。
わざわざ銀行を探す必要すらない。 コンビニで、好きな時に、手数料0円で下ろせばいい。
結論:銀行を変えれば、自由が増える
銀行口座の変更手続き。 会社の給与口座変更。
確かに、最初は面倒かもしれない。
しかし、その「1回の手間」を惜しまないでほしい。
たった1時間の手続きで、今後一生、あなたは「ATM行列」と「無駄な手数料」から解放される。
浮いた時間とお金は、もっと有意義なことに使うべきだ。
読書をするなり、副業をするなり、大切な人と過ごすなり。
お金持ちへの第一歩は、稼ぐことではない。
「お金の通り道」にある無駄を、徹底的に排除することだ。
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- 楽天銀行(リンク)
- 住信SBIネット銀行(リンク)


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