「節約のために、毎日スーパーのチラシをチェックする」
「収入を増やすために、睡眠時間を削って働く」
もしあなたが資産形成のために何かを「足し算」しようとしているなら、少し立ち止まってください。
実は、お金と時間を生み出す一番の近道は、今の生活から無駄な習慣を「引き算」することです。
多くの人は、無意識のうちに「お金と時間をドブに捨てる行動」を繰り返しています。
穴の空いたバケツに水を注いでも、資産は一向に溜まりません。
私はミニマリストとして、部屋のモノだけでなく「行動」も徹底的に断捨離しました。
世間では当たり前とされていることでも、資産形成の邪魔になる習慣は「やらない」と決めています。
今回は、私がやめたことで逆に豊かさが手に入った「7つのやらないことリスト」を紹介します。
これを読むだけで、あなたの生活から「浪費の種」が見つかるはずです。
1. 「ご褒美消費」はやらない(ラテ・ファクターの排除)
「今日は仕事を頑張ったから、スタバの新作を」
「ボーナスが出たから、自分へのご褒美にブランドバッグを」
この「ご褒美」という言葉は、浪費を正当化する悪魔の言葉です。
もちろん、人生に楽しみは必要です。
しかし、ストレス発散のための「突発的な消費」は、一時のドーパミンを出すだけで、後に何も残りません。
例えば、毎日なんとなく買っている500円のラテ。
「たった500円」と思うかもしれませんが、月15,000円、年間で18万円です。
この18万円を年利5%で20年間運用すれば、約600万円になります。
あなたは、一時の喉の渇きを潤すために、将来の600万円を捨てているのと同じです。
私は「ご褒美消費」を一切やめました。
その代わり、「ストレスが溜まらない生活(環境)」を作ることに投資しました。
モノを減らして家事を楽にし、嫌な人間関係を断つ。
ストレスの「元栓」を締めれば、高価なご褒美なんてなくても、毎日は十分に穏やかで楽しいものです。
2. 「他人との比較」はやらない(SNS断食)
InstagramやX(旧Twitter)を開けば、誰かのキラキラした生活が目に入ってきます。
「同級生が高級車を買った」
「後輩が海外旅行に行っている」
他人と比較して感じる劣等感は、最も危険な「見栄消費」のトリガーになります。
「自分もすごく見られたい」という理由で買ったモノは、あなたの満足度を上げません。
他人の目を気にする限り、ゴールのないマラソンを走り続けることになります。
資産形成において重要な真実は、 「本当のお金持ちは、金持ちぶらない」ということです。
彼らは、ブランド品(負債)ではなく、株や不動産(資産)にお金を使っています。
私はスマホの通知を切り、他人軸で生きることをやめました。
比較対象は常に「過去の自分」だけです。
「昨日の自分より、資産が1円でも増えていればOK」。
そう決めた瞬間、物欲は驚くほど消滅し、自分の幸せに集中できるようになりました。
3. 「相場の予測」はやらない(投資の鉄則)
投資を始めると、どうしても株価チャートが気になります。
「今が買い時か?」
「暴落が来るのではないか?」
はっきり言いますが、プロの機関投資家ですら市場の未来を当てることは不可能です。
ましてや、私たちが予測しようとするのは時間の無駄でしかありません。
株価の上下に一喜一憂するのは、精神衛生上も悪く、狼狽売り(安値で売ってしまうこと)の原因になります。
私がやるのは、「淡々と毎月定額を積み立てる(ドルコスト平均法)」だけ。
暴落が来ても「安く買えてラッキー」と思い、高騰しても「資産が増えてラッキー」と思う。
感情を挟まず、機械的に買い続けることこそが、勝率を最大化する方法です。
「投資は退屈なほうがいい」。
ハラハラドキドキはギャンブルに求めてください。
資産形成にスリルは不要です。

4. 「夜ふかし」はやらない(判断力の温存)
「夜遅くまで起きてネットサーフィン」 これは単なる時間の浪費ではありません。
「判断力」の浪費です。
人間が1日にできる「決断の回数」は決まっています。
夜になると脳は疲れ果て、正常な判断ができなくなります(これを「決断疲れ」と呼びます)。
深夜の通販番組やAmazonのセールで、不要なモノをポチってしまうのはこのためです。
私は22時以降、スマホを見ない生活をしています。
早く寝て、朝早く起きる。
朝のクリアな頭でブログを書いたり、将来の資金計画を立てたりするほうが、夜の作業より100倍生産的です。
「早起きは三文の徳」と言いますが、現代において早起きは、「数百万円の徳」に直結する最強の習慣です。
5. 「コンビニ通い」はやらない(便利さの罠)
「喉が渇いたから」「小腹が空いたから」 無意識にコンビニに入っていませんか?
コンビニは商品を売っている場所ではありません
「時間(便利さ)」を売っている場所です。
だからこそ、スーパーよりも価格が3割〜5割高く設定されています。
「チリも積もれば山となる」の逆で、コンビニ通いは「チリも積もれば崖崩れ」になります。
私は外出時、必ず以下の「三種の神器」を持ち歩きます。
- マイボトル(水)
- モバイルバッテリー
- 折りたたみ傘
これさえあれば、喉が渇いても、充電が切れても、雨が降っても、コンビニに駆け込む必要がありません。
「準備不足」をお金で解決するのをやめると、財布のお金は全く減らなくなります。
6. 「マルチタスク」はやらない(一点集中)
「動画を見ながら作業する」
「歩きながらスマホを見る」
一見効率が良さそうに見えますが、脳科学的にはマルチタスクは脳のパフォーマンスを40%も低下させると言われています。
これは徹夜明けの状態と同じです。
質の低い作業をダラダラ続けるのは、時間の浪費です。
ミニマリストは行動もシンプルです。
- 休む時は、スマホを置いて全力で休む。
- 遊ぶ時は、時間を忘れて全力で遊ぶ。
- 稼ぐ時は、通知を切って作業に没頭する。
この「切り替え」こそが、短時間で成果を出し、副業で稼ぐための秘訣です。
7. 「完璧主義」はやらない(80点主義)
「部屋は常にモデルルームのように美しくなければならない」
「ポイ活は1円も取り逃してはいけない」
「ブログ記事は完璧に書いてから公開しなければならない」
真面目な人ほど陥りやすいのが、この「完璧主義」の罠です。
しかし、完璧主義は「行動しないための言い訳」になりがちです。
資産形成もブログも、一番大切なのは「継続すること」です。
途中で息切れして辞めてしまっては意味がありません。
私は「80点で合格」と決めています。
部屋が少し散らかっても週末に片付ければいい。
投資信託が一時的にマイナスになっても気にしない。
自分を許し、ハードルを下げることで、長く走り続けることができます。
どうやって「やめる」のか?(具体的なアクションプラン)
「やめたいけど、やめられない」
そう思う人のために、私が実践した「悪い習慣を断つテクニック」を2つ紹介します。
① 物理的に距離を置く
意志の力に頼ってはいけません。
人間は弱い生き物です。
- コンビニをやめたいなら: コンビニがないルートを通って帰る。財布を持ち歩かない。
- SNSをやめたいなら: アプリを削除する。ログインを毎回ログアウトする。
② 「代替行動」を用意する
習慣は「消す」のではなく「上書き」します。
- 「イライラした(トリガー)」→「甘いものを食べる(悪い習慣)」 これを、
- 「イライラした(トリガー)」→「炭酸水を飲む / スクワットをする(代替行動)」 に変えるのです。
まとめ:やめるだけで、人生は好転する
これらを「やめる」ために、お金は1円もかかりません。
高額なセミナーに行く必要も、新しい教材を買う必要もありません。
むしろ、やめた瞬間から、あなたの手元には「時間」と「お金」が残り始めます。
人生を変えるのに、新しい何かを付け足す必要はありません。
まずは、あなたの足を引っ張っている「悪い習慣」を一つ、勇気を持って手放してみてください。
空いた両手に、本当に大切なものが入ってきます。
あなたなら、今日、何をやめますか?
▼ 習慣を変えたら、次はお金の置き場所を変えよう 悪習慣で浮いたお金は、銀行ではなく「NISA」に置くのが正解です。



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