「お金が貯まらない」
「いつも時間に追われている」
「家事が面倒くさい」
もしあなたがそう感じているなら、原因はあなたの能力不足ではありません。
部屋にある「モノ」が多すぎるからです。
過去の私は、足の踏み場もない汚部屋で、浪費を繰り返すマキシマリストでした。
しかし、「資産形成」を本気で志した時、ある事実に気づきました。
「モノには『家賃』がかかっている」
使わないモノのために広い部屋を借り、管理のために時間を使い、ストレスを解消するためにまた買い物をする……。
この負のループを断ち切るために、私は徹底的な断捨離を行いました。
今回は、私が手放して本当によかったモノの中から、特に「時間」と「お金」を生み出し、投資の種銭作りに貢献してくれた10個のアイテムを厳選してご紹介します。
1. テレビ(最大の時間の泥棒)
真っ先に手放すべきは、部屋の主役である「テレビ」です。
私がテレビを手放した理由は、NHK受信料や電気代(年間約2〜3万円)の節約ももちろんありますが、それ以上に「受動的な時間」を排除するためです。
帰宅して無意識にテレビをつけると、興味のないバラエティ番組や、不安を煽るだけのニュースをダラダラと見てしまい、気づけば2時間が経過しています。
この「奪われた2時間」は、二度と戻ってきません。
テレビを捨てたことで、私の夜の時間には静寂が戻りました。
その空いた時間で、
- 投資の勉強をする
- 副業(ブログ執筆)をする
- 読書をして知識をつける
という「生産的な活動」ができるようになり、結果として収入アップに繋がりました。
必要な情報は、自分からPCやスマホで取りに行けば十分です。
2. トイレマット・キッチンマット・玄関マット
「実家がそうだったから」
「なんとなく汚そうだから」
そんな理由でマット類を敷いていませんか?
これらは、家事の手間を増やす元凶です。
マットを手放すと、以下の「見えないコスト」が消滅します。
- 洗濯コスト: 分厚くて乾きにくいマットを洗う水道代、洗剤代、干す手間。
- 買い替えコスト: 定期的に買い替える費用。
- 不潔リスク: 繊維の奥に入り込んだ汚れやホコリ。
マットを撤去した今の掃除方法は、「クイックルワイパーでひと拭き」だけ。
床がむき出しになっている方が、汚れにすぐ気づいて掃除できるため、実は衛生的で清潔な状態を保てます。
3. 「いつか着る」と思っている服
クローゼットに眠っている「高かったから捨てられない服」「痩せたら着る服」。
はっきり言いますが、その「いつか」は永遠に来ません。
服が多いと、毎朝「何を着よう?」と悩む「決断疲れ」が発生します。
Appleのスティーブ・ジョブズが毎日同じ服を着ていたのは、決断のエネルギーを仕事に残すためでした。
私は服を「私服の制服化」でお気に入りの数着に絞りました。
その結果、朝の支度は3分で完了。
不要な服は、リサイクルショップや宅配買取サービスで全て現金化し、その売上金をそのまま米国株(S&P500)の購入資金に充てました。
服を「資産」に変える。
これがミニマリストの流儀です。
4. 財布の中の「現金」と「ポイントカード」
以前の記事でも触れましたが、私は現金払いを「損な行為」だと考えています。
- ATMでお金をおろす時間と手数料
- レジで小銭を探す時間
- 財布が重くなるストレス
これらは全て無駄です。
現在はスマホ(キャッシュレス決済)をメインにし、財布の中身は必要最低限の身分証とメインのクレジットカードのみ。
また、「たまにしか行かない店」の紙のポイントカードも全捨てしました。
「ポイントも断捨離」です。
あちこちで数円を貯めるより、「楽天ポイント(またはVポイント)」の経済圏に一点集中する方が、圧倒的に効率よく資産が増えます。

5. 収納グッズ・カラーボックス
「部屋が片付かないから、収納ボックスを買おう」 これは、片付けられない人が陥る最大の罠です。
「パーキンソンの法則」をご存知でしょうか?
支出の額は、収入の額と等しくなるまで膨張するという法則ですが、これはモノにも当てはまります。
モノの量は、収納スペースがいっぱいになるまで増え続けるのです。
私は、収納グッズそのものを捨てました。
入れる場所がなくなれば、人は強制的にモノを減らさざるを得なくなります。
収納家具が減ると、部屋の床面積が広がり、家賃の安い狭い部屋でも快適に暮らせるようになります
これも大きな固定費削減です。
6. バスタオル
一人暮らしや少人数家族なら、大きなバスタオルはオーバースペックです。
洗うのが大変で、干す場所を取り、乾きにくい。
生乾き臭の原因にもなります。
私はすべてタオル研究所のフェイスタオルに統一しました。
バスタオルより小さく、ハンドタオルより大きい絶妙なサイズです。
これで全身十分に拭けます。
洗濯のかさは半分になり、雨の日でもすぐに乾きます。
日々の小さな家事ストレスを消すことは、心の余裕に直結します。
7. 三角コーナー・水切りかご
キッチンのシンクにある三角コーナーは、ヌメリと臭いの温床です。
管理するために漂白剤を買ったり、掃除したり……その時間が無駄です。
私は「防臭袋」や、調理中に出たゴミをチラシで作った箱に入れるスタイルに変更しました。
また、場所を取る水切りかごも撤去。
洗った食器は「吸水マット」の上に置き、すぐに拭いてしまう。
これだけで、狭いキッチンが広々とした調理スペースに生まれ変わりました。
自炊のモチベーションが上がり、結果として食費の節約にも繋がっています。
8. 「見栄」で買ったブランド品
「周りからよく見られたい」
「ナメられたくない」
そんな理由だけで持っていたブランドのバッグや時計。
これらは維持費がかかる上に、持っているだけでそれにふさわしい服を買わなきゃという新たな消費を呼び寄せます。
資産形成を始めて気づいたのは、「本当のお金持ちは、意外と質素である」ということです。
彼らはブランド品ではなく、株や不動産といった「資産」にお金を使います。
見栄を手放した瞬間、他人の目が気にならなくなり、本当に自分が価値を感じる「体験」や「投資」にお金を使えるようになりました。
他人の評価よりも、自分の口座残高が増える方が、精神安定上ずっと良いです。
9. 完璧主義
「部屋は常にモデルルームのように美しくなければならない」
「ポイ活は1円も取り逃してはいけない」
「投資は底値で買って高値で売らなければならない」
そんな完璧主義は、自分を苦しめるだけです。
私は「80点でいい」と割り切ることにしました。
部屋が少し散らかったら、週末にリセットすればいい。
投資も、タイミングを計らずに淡々と積立設定をするだけでいい。
完璧を目指すのをやめたら、継続できるようになりました。
資産形成において最も重要なのは「完璧さ」ではなく「継続すること」です。
10. 不要な人間関係(飲み会)
これが一番勇気がいる断捨離かもしれません。
しかし、愚痴ばかりの職場の飲み会や、マウントを取り合うだけの女子会にお金と時間を使うのは、人生の浪費です。
1回の飲み会で5,000円。
月に4回行けば2万円。
この2万円を年利5%で20年間運用すれば、約82万円になります。
私は「行きたくない飲み会」にはきっぱりとNOと言うようにしました。
人間関係を整理し、「本当に大切な人」と過ごす時間だけにお金を使う。
そうすることで、交際費が激減しただけでなく、対人関係のストレスも消え、心の豊かさは逆に増しました。
まとめ:手放した分だけ、豊かさが入ってくる
これら10個を手放して、私は困るどころか、毎日が快適で仕方ありません。
- 空いたスペースには「心地よい空気」が流れ、
- 浮いたお金は「投資」に回って資産を育て、
- 余った時間は「副業」や「リラックス」に使われています。
あなたが「捨てたいけれど、もったいない」と思って抱え込んでいるモノはありますか? それは、あなたの場所と時間とお金を奪う「負債」かもしれません。
まずは一つでいい。今日、ゴミ袋に入れてみてください。 その小さな一歩が、資産1,000万円への第一歩になります。
不要な服をお金に変えるなら、私が使った買取サービスが便利です。
ダンボールに詰めて送るだけなので、忙しいあなたでも今すぐ部屋をスッキリさせることができます。
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