「お金がないから、ルンバなんて買えない」
「ドラム式洗濯機なんて、金持ちの道楽だ」
もしそう思っているなら、思考の順序が逆だ。
お金がない凡人こそ、借金してでも買うべきなのだ。
私たち庶民が、富裕層に勝てる唯一の資源。
それは「時間」だ。
毎日洗濯物を干したり、床に掃除機をかけたりしている時間は、1円の価値も生まない。
その時間を「機械」に代行させ、空いた時間で副業をしたり、本を読んだりして「自分の時給」を高める。
これだけが、資産形成の近道だ。
今回は、私が「これは浪費ではなく投資だ」と確信して大金を投じ、結果として支払った額以上のリターン(時間と金)をもたらしてくれた「3つの時短アイテム」を紹介する。
前提:あなたの「時給」はいくらか?
アイテムを紹介する前に、計算してほしい。
あなたの時給はいくらか?
手取り20万円で月160時間働いているなら、時給は約1,250円だ。
もし、毎日1時間の家事をしているなら、あなたは毎日1,250円、年間で約45万円分の労働力を、誰でもできる雑用に捨てていることになる。
45万円。これを機械に任せれば、その分を「稼ぐ時間」や「休む時間」に充てられる。
そう考えれば、20万円の家電なんて安いものだ。
1. ドラム式洗濯乾燥機(家事の王様)
結論から言う。
まだ縦型洗濯機を使っていて、自分で洗濯物を干しているなら、今すぐ電気屋に走ったほうがいい。
なぜ「干す」のが無駄なのか
洗濯物を干して、取り込んで、畳む。
この作業に1回15分かかるとしよう。
毎日やれば月7.5時間。年間で約90時間だ。
あなたは、人生の貴重な3日間以上を、ただ「濡れた布を乾かす」ためだけに使っている。
狂気の沙汰だ。
ドラム式洗濯機を買えば、ボタン一つで乾燥まで終わる。
汚れた服を放り込み、寝て起きれば、ふわふわの状態で仕上がっている。
コストパフォーマンスの計算
価格は20万円〜30万円と高い。
しかし、年間90時間の労働(時給1,250円換算で112,500円)が浮くなら、たった2〜3年で元が取れる。
機械の寿命が7年だとすれば、残りの4年は「利益」しか生まない。
さらに、以下のメリットもある。
- 服が減る: 数時間で乾くから、予備の服や下着を持たなくて済む。
- 天気に左右されない: 雨の日も、花粉の季節も関係ない。
- 部屋が広くなる: 部屋干し用のラックや、ベランダの物干し竿を捨てられる。
「高いから買わない」は、目先の小銭を守って、人生という時間を捨てているのと同じだ。
▼ おすすめ機種:Panasonic ドラム式洗濯乾燥機 (※型落ちモデルでも十分性能は高い)
2. ロボット掃除機(床の管理人)
「部屋が狭いから掃除機で十分」
「クイックルワイパーでいい」 私もそう思っていた。
しかし、導入して世界が変わった。
ロボット掃除機の真の価値は、掃除をしてくれることではない。
「床にモノを置かなくなること」だ。
強制的に「片付く部屋」になる
彼(ロボット)を走らせるためには、床にあるカバンやコード、脱ぎ散らかした服を退かす必要がある。
スイッチを押すために、人は片付ける。
結果、強制的に「床にモノがない状態」がキープされる。
自分で掃除機をかけると、モノを避けて掃除してしまう。
だからいつまでも部屋が散らかる。
ロボット掃除機は、ミニマリストへの強制矯正ギプスだ。
思考のノイズを消す
「あ、埃が落ちてる。掃除しなきゃ」
この小さな思考のノイズが、脳のメモリを食う。
私は毎朝、家を出る前にスイッチを押す。
帰宅すると、ホテルかと思うほど床がピカピカになっている。
この「整った部屋に帰ってくる快感」を知ってしまったら、もう自分では掃除機を握れない。
私が使っているのは、Ankerなどのコスパが良いモデルだ。
数万円で、一生「掃除しなきゃ」というストレスから解放される。
安すぎる。
▼ おすすめ機種:Switch Bot ロボット掃除機 K10+ Pro
3. AirPods Pro 第3世代(集中力製造マシン)
「たかがイヤホンに3万円?」
「音楽なんて100均のイヤホンで聞ける」
そう思うかもしれないが、これは音楽再生機器ではない。
「精神と時の部屋」を作る装置だ。
ノイズキャンセリングで「静寂」を買う
装着した瞬間、周囲の雑音(カフェの話し声、電車の走行音、工事の音)が消える。
世界に自分一人だけになったような静寂が訪れる。
ブログを書く時、本を読む時。
この「無音」があるだけで、集中力の質が段違いになる。
カフェに行かなくても、自宅が最高の書斎になる。
耳で読書する「ながら学習」
ミニマリストは、手ぶらで出かけるが、耳は空いている。
移動中や、単純作業(皿洗いなど)をしている間、私は常に「Audible(聴く読書)」で本を聴いている。
- 満員電車の中で
- スーパーのレジ待ちで
- 散歩中に
AirPodsがあれば、すべての隙間時間が「勉強時間」に変わる。
3万円の投資で、毎日2時間の学習時間が手に入るとしたら?
その知識で副業収入を上げれば、3万円なんて一瞬で回収できる。
▼ Apple AirPods Pro 第3世代
まとめ:お金は「増やす」ために使え
- ドラム式洗濯機で、年間90時間を買う。
- ロボット掃除機で、思考のノイズを消す。
- AirPods Proで、集中力と知識を買う。
これらを買うのに、躊躇する必要はない。
ブランドバッグや高級時計は「見栄」のための浪費だが、これらは未来の自分への「投資」だ。
数十万円の出費は痛いかもしれない。
しかし、それによって生まれた時間でスキルを磨き、ブログを書き、資産運用をすれば、元なんてすぐに取れる。
節約も大事だが、ケチってはいけない部分を見誤るな。
時間は命だ。 その命を輝かせるための道具には、惜しみなく金を投じろ。
今日からあなたも、「時間を買う」側の人間になろう。
>> 資金がない? なら、まずは「固定費」を削って種銭を作ろう



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